名古屋華道文化連盟について

名古屋華道文化連盟について

名古屋華道文化連盟は昭和5年4月に結成されました。最初は、名古屋市並びにその近郊にて活動する華道家が集まり、中京華道連盟として発足しました。

結成以来、名古屋市公会堂で毎年花展が開催されてきました。途中、太平洋戦争があり中断もありましたが、戦後早くも昭和22年から存名の華道家が相集り名古屋華道文化連盟と改称して再出発して今日に至ります。各々の時代にご活躍された多くの諸先輩に感謝の念をいだきます。

名古屋華道文化連盟は中京地区にある華道流派から、代表1名のみが参加する華道団体であります。現在は48流派、48名で中京地区を代表する華道団体であります。

連盟のあゆみ

昭和5年(1930年)4月

名古屋市並びに近郊にて活動する華道家が結集し、中京華道連盟として創立総会を開き、会員相互の親睦と協力よって華道の振興を図り、わが国文化の発展に寄与することを目的として、年一回以上花展の開催や研修行事を行うことを決めた。

昭和5年5月18日

名古屋鶴舞公園前の新世界において創立記念大花展を開催し参加流派35、総勢350余名が出瓶した。

◎以後、名古屋市公会堂にて年花展を開催するも昭和16年大平洋戦争勃発により大政翼賛会の文化部門の一翼を担って、名古屋華道報国聯盟と改め、引き続き行事を続けるも戦争末期には花展の開催も不可となる。

◎戦後昭和2 2年5月在名華道家30名程で花展を開き、二年ほどして会員の帰郷を待って結集し、名古屋華道文化連盟と改称して再出発し今日に至る。

◎連盟の将来を見据えて、昭和63年12月18日名古屋華道文化連盟青年部を結成発足する。

◎連盟創立70周年記念事業として、名古屋市とロサンゼルス市姉妹都市提携40周年にあたり、平成11年8月12日~19日にわたってロサンゼルスいけばな使節団を派遣し、ロサンゼルス日米文化会館で南加生花教授会と花展を共催する。

◎花展は、会場も丸栄百貨店→愛知県美術館→中日ビル→オリ工ンタル中村 (名古屋三越の前身) →名古屋三越栄本店、名古屋三越星が丘店→市民ギャラリー栄で毎年開催し、恒例の新春いけばな展として定着している。